オカルトブログ

心霊写真中心のオカルトブログ

はじめまして

はじめまして、管理人のたまごです。当ブログでは巷に転がる「心霊写真」が本物なのか、それとも別の何かがそれっぽく見えていたり合成なのかを考察していくところです。怖い話が好きでオカルト系の動画をよく見るのですが、紹介されている心霊写真と呼ばれるものの多くは残念ながら本物ではないことが一目瞭然だったりします。

にもかかわらず本物のように紹介されていることに常々疑問を感じていたため、この度ブログを開設いたしました。「お話」であれば耳で聞くだけなので真偽はあまり気にならないのですが、写真や動画などは目で見て明らかな違和感があるのに本物とされていることが解せません。

画像編集や動画編集の知識があるわけではありませんが、ミステリー好きで「遺体の描写」というものにはそれなりに詳しいと自負しています。また、「そもそもありえないからおかしい」部分というのは分かる方です。あくまで私目線での見解ですが、興味のある方はぜひ遊びに来てください!

また、読者さんからの「この写真どう思いますか?」というリクエストもお待ちしております。自分が撮った写真に何か映り込んでいて正体が気になる、動画・サイトで見かけた心霊写真への私の見解を聞きたいというお話をお待ちしています!!TwitterのDMを開放しているのでお気軽にご連絡ください♪

Twitter:たまご@tamago_conan

よく見るタイプの心霊写真を考察

記念すべき第1回目は、「こういう心霊写真よく見かけるよね」というタイプを2枚セレクトしました。よくあるタイプだからこそ、よくよく見ればまったくもって心霊じゃないという代表例です。

被写体に何かが被っている

出典:http://darknessnoplan.web.fc2.com

怨念の塊や生霊とも言われているが…

このように被写体となっている人や物に重なるようにうっすら透けた別のモノが写り込んでいる写真、よく見ますよね。この手の写真を霊能者を自称する人に見せると「この人に強い恨みがある幽霊の怨念」とか、「あなたを恨む人が飛ばした生霊」とか言っていっていることが多いです。

一見するととても怖い写真のように見えますが…。ちなみに、画像の引用もとには「これは鯛の怨念」と記載されていましたが、そんなバカなことありません。鯛の怨念って何でしょうか?本物の心霊写真だと信じ込ませて本当に怖がらせようとしているのか、不思議になるほど雑な紹介文です。

フィルムカメラなら再現可能

このような写真は、実はフィルムカメラであれば再現可能です。まず普通に写真を撮り、そのままフィルムを送らずに次の写真を撮ります。そうすると現像したときに2枚の写真がいい具合に重なって、先に撮った方がうっすらするので心霊写真のようになります。その証拠に、この写真の女性の左肩あたりに着衣ではない何か模様のようなものがうっすら見えます。

鯛を撮った後、不運にもフィルムを送るのを忘れてしまったのですね。私も以前うっかりフィルムを送るのを忘れてしまい、弟の写真と友人の写真が被ってこのようになったことがあります。この写真も見た感じ最近取られたものではなく、20年ほど前のもののように見えるのでフィルムカメラで撮られたのでしょう。

身体の一部が写っていない

出典:https://pbs.twimg.com

ケガの予兆や病気に注意と言われるが…

この手の心霊写真もよく見ますね。腕や足など身体の一部が写っていなくてその部分をケガするぞと予兆しているとか、大病を患うことを守護霊が警告しているとかいろいろ言われています。中には実際にケガをしたという報告があった例もありますが、そんなのはただの偶然です。なぜなら、この手の写真は単に見えていないだけだからです。

何かに隠れて見えないだけ

この写真を見てみると、一見後ろのお父さんの下半身が無いように見えます。ですが、手前にいる娘さん2人との体格差を考えてみてください。まだ幼い娘さんたちと目線を合わせるため、お父さんは随分とかがんでいます。したがって、娘さんたちの間に来るのはお父さんの胴体ではなく「足」です。

そのため、娘さんたちの身体にそれぞれお父さんの両足が隠される角度の写真になってしまったのでしょう。その証拠に娘さんたちの間、お父さんの股間にあたるであろう部分にちらっとですが半ズボンの裾らしきものが見えます。見た人の勝手な思い込みが招いた恐怖であって、実際には仲睦まじい親子の写真です。

思い込みや錯覚が心霊写真を作り出す

人間の脳というのはおバカなので「こう」と言われたものはそうであると認識してしまいますが、よくよく見てみると実は違います。また、点が3つ並んでいると顔に見えてしまうように、脳は様々なことを簡単に錯覚します。思い込む前に本当にそうなのかを改めて考えてみると、怖い写真に見えていたものがそうじゃないことがわかるでしょう。